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年を取るのは罪なのか

社会保険制度改革について、会合がもたれたというニュースをテレビで

放送されています。

本当に高齢者にとって生きづらいこの頃です。

介護保険も改訂され、年金は減額、2025年、いわゆる団塊の世代が

後期高齢者となり、少子化と重なり支えてが減少し、年金制度や社会保険がいずれ

破綻するのではといわれています。

人生100年時代を生き抜くには、老後の貯蓄が2000万!必要とか。

いったい私たちの老後はどうなっていくのでしょう。

日々の暮らしにアップアップ、病気になっても一部負担金が上がれば

おちおちお医者さんにもかかれないかも。

また、腰が痛くても保険でシップは出してもらえない。

やれやれです。

何かと健康寿命が取りざたされ、健康でなければ生きる価値なしと

言われているような気がします。

介護が必要になっても、認定が厳しくなり、十分なケアも期待できず

今後介護サービスも縮小されていくでしょう。

そして、終活記事が巷に溢れ、まるで早く死んでねと言われているような

気がします。

孤独を推奨する本もたくさん出ています。

人に頼るな、自分で自分の面倒を見ろ、何が何でも自己責任、自己責任!

そのうえ支え手を増加するための、高齢者の就労支援の推奨。

 

昨日今日始まったことではなく、こうゆう高齢化社会がくることは

ずっと前から分かっていたはずです。

適切な対策をとってこなかったのは、国の甘さではないのかなあ。

若者も、自分たちが生きていくのが精いっぱいで、家庭をもつこと、

子供を育てるのも難しい世の中では、少子化の歯止めは無理でしょう。

 

貧しいながらも楽しい我が家

とはいかない、今の社会。

生きづらい、生きにくいと感じる人がたくさんいる社会では、

楽しくなれないです。

 

棄民という言葉が最近頭をよぎります。

生産性のない人は切り捨てられる、そんな世の中なんでしょうかね。