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風評はこわいけれども

9月の3連休も終了、そろそろ仲秋の候でしょうか。

まだ少し暑い日もありそうですが、自然界は秋の装いを深めてきています。

空もずっと高くなり、入道雲から鱗状の雲に。

10月は天気の崩れも少ないし、ちょっと遠出にあこがれます。

でも、暇ができない、作れない我が身が口惜しい・・・

暇は作るものではあるものの、後の始末が怖いので、

ちまちまノルマをこなす日々と過ごしています。

 

わたしも不器用ながらこうしてSNSを利用してはいるのですが、

これってちょっと怖いですね。

予期せぬ反響を生む場合があって、違う方向性に誘導されているのに

気づかないこともあります。

例えば、最近ツイッター上にぎわす話題なのですが、

「安全性が確保できたら、大阪湾で流す・・・云々」という発言を

ある首長がしました。

いろいろわっと反対意見があふれたのですが、

その中で、安全なら福島で流せば輸送代が少なくて済む

福島で流せばいいのでは、といった反論がされていました。

要するに、簡単に大阪湾で流すなどという意見を言うなという

趣旨なのですが、ちょっと気になりました。

このフレーズは、安全なら福島でっていう風にも取れるのです。

もちろん安全性が必要なのですが、そもそも何が安全か実は

はっきりとわからないといえるのです。

ずっと未来に禍根を残すトリチウムかもしれません。

たかだか数十年のデータでは測れない放射能の恐ろしさ。

そういったことも含め、安易な発言は怖いです。

のってはだめだと思うのです。

安全なら福島でという風潮になるのがとても怖いです。

そもそも海はゴミ箱ではありませんからねえ。

 

だいたい首長が他の自治体のことをとやかく言うべきでは

ないのです。自治体なんだから、住民の意見を聞きながら、

よりそう自治を進めるのが首長の役割ですよね。

それより、足元の市民や府民の幸せを思い自治体活動に

専念してほしいです。

まちがっても、住民の声を風評被害と断じて、

風評被害(住民の声)を抑え込むなんて言うのはNGです。

彼らの言葉にまどわせれないよう、本質は何?を見極める

かしこい住民に市民になりたいですね。