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奥ゆかしき大嘗祭

滞りなく大嘗祭が執り行われ、無事終了を迎えたらしいですね。

夜中に行われるのはなんでなんでしょうね。

きっと秘儀だから、暗闇の中で行うほうが秘密めいていますからかしら。

 

絶対秘仏なんていうものがあり、寺や神社の奥深くおさめられ、だれも見ることはできません。

即位に必要な三種の神器も、秘仏らしいので、公開されていません。

継承の際に使われているものは、レプリカだそうです。

安徳天皇と天叢雲剣を抱き、二位尼が壇ノ浦に入水し喪失した剣はレプリカだったそうですが、

真相は闇の中。

ないしろ本物を見たら、目がつぶれるのですから。

まさに秘仏、奥ゆかしいからありがたいのかも知れません。

 

即位に関する儀式のクライマックスが終わりを迎えていますが、

今回のショーは映像としてみる分には、面白いですよね。

我々のような、家なんて関係ない一般庶民から遠く離れたお話を、

見せていただいたわけです。

ありがたいととるか、ごたいそうにととるかは個々人の感じ方です。

私は、これを機会にいろいろ調べてみるきっかけとなり、

それはそれで面白かったですね。

天皇家の系譜とか、三種の神器や大嘗祭のいわれとか・・・

 

ただ男性一系にこだわる方々もいるようですが、果たしてDNA鑑定にしてみたら、

どんな結果が出てくるのでしょうね、ちょっと興味あります。

かつては男性が複数の女性との間に御子を設けることが出来た時代の名残の主張で、

現代では天皇家といえども一夫一婦制であるから、

子どもの数は少ないわけで、そのあたりを考えると

男性しか天皇になれないと主張し続けることに無理があるような気がします。

下世話な言い方ですが、外腹の天皇さんがほとんどなわけです。

難しいことは抜きにして、現代風に改めるべきこともいろいろあるように思うのですが。

 

歴史への招待&ヒストリー、楽しませていただきました。