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都構想なるものいよいよ?

1月最終日の昨日、大阪府市合同の法定協議会が開催され、

11月実施されるであろう、特別区設置に関する住民投票前に提示される

協定書及び工程表(案)の審議が行われたもよう。

大阪市のHPにアップされていましたが、かなりの量ですので、

これからじっくり見てみようと思います。

初見で見た限り、これだけの移行事務が本当に可能なんだろうか?

という印象です。

政令都市大阪市が築いてきた歴史を清算し、

大阪府と特別区4区に振り分けていく作業は膨大です。

様々な案件を同時並行でおこなってかなければいけないし、

通常の市民生活に必要な業務もあります。

それら、本当にできるのでしょうか?

混乱が生じる危険性は否めません。

やはり無謀という2文字で表せる都構想なる大阪市解体構想です。

 

合併が必要なら大阪市の下、その区に住む住民の納得の合併をすればいいし、

区の権限を強化すれば済むことではないのか。

これだけの工程をこなすことは、無駄な労力が徒労に終わる可能性があるような気がする。

特別区が誕生するのは2025年。

万博も2025年。

 

やっぱりなぜ必要なのかが見えてきません。

移行期間である5年の間に、

災害がおこったら、いったいどうするのでしょうか。

おこらないという前提のもとでの工程表です。

おこればすべて吹っ飛びます。

 

これから人口減少が著しく、一極集中化をどうするのか、

政令都市大阪市が中心となり、取り組むべき問題です。

これも、解体する大阪市に発言する権限はなくなります。

 

財政的に脆弱な大阪府のもと、果たして可能な構想なのか、

住民投票までにしっかり検証し、

災害も起こる想定で考えていかなければだめです。

 

膨大な量と中身である協定書、なかなか読み切れるか自信はないけれど、

市民の義務として目を通すつもりです。

おかしいなって思うことを、またつぶやきます。