世界中いろいろ大変な様相を呈してきているようで、
ヨーロッパの感染拡大が予断を許さない状況となっています。
1月は中国だけの問題であったコロナウイルスが世界を席巻するのに、
長くはかからず、
今は世界中ウイルス大恐慌です。
特にイタリアは感染者数も死者数も特筆して多く、
その要因として、高齢化率の高さが挙げられています。
世界第2位の高齢化率で約23%だそうです。
では、世界第1位はどこだろう?
もちろん日本で、それもダントツの28%です。
でもコロナの死者数は大幅にイタリアより低く、これはなぜなんだろうと疑問がわきます。
日本の検査数が低い、ごまかしているという話も巷で話題になっていますが、
あまりにも差が大きいです。
イタリアでは4000人を超える死者数で、
日本は41人ですので、違いは歴然です。
超高齢化社会にあって何が違うのだろうか、
考えてみる余地がありそうです。
私はコミュニティーのあり方の違いも一つの要因かなって思います。
日本ではよく取り上げられる孤立死(孤独死)は、
諸外国ではあまり問題となっていません。
論文を探しても、ほとんど見当たらないので、
研究比較ができないのです。
日本は孤独な高齢者が多く、イタリアではそうではないということかもしれません。
他者と孤立していれば、感染率は抑えられます。
一方で密なコミュニティは感染を拡げます。
コミュニティの希薄化が、感染爆発を抑えているのだとしたら、
それは、ちょっと悲しい現実かもしれませんね。
イタリアでは同居高齢者や、
独居であっても頻繁に家族との往来があり、
それが災いし感染を広げたのではといわれています。
どちらが良かったのかはわかりませんが、
このウイルス騒動が長引けば、
今ある繋がりさえ途絶えてしまうのではないかと懸念されます。
そうでなくても、孤立化が問題となっているわが国の社会なのに。
せめて少しでも人とのかかわりを無くさないために、
ちっちゃなつながりづくりは再開します。
もちろん感染予防は忘れずに!