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フィジカル ディスタンスのすすめ

コロナ感染症の予防において

ソーシャル ディスタンスという言葉が日常的に使われるようになった。

日本語でいうと社会的距離と訳されている。

拡大期において、社会的距離を保つために、

様々な業態が自粛による閉じた社会となった。

それにより、経営状況が悪化し、事業の縮小や閉鎖など、

閉じた社会を余儀なくされてしまっている。

その効果か、現在は少なくとも一部自治体をのぞき感染者は少ない。

今は静観期といえる状況といえる。

しかし、今後もこの状況が続くのかというと、

まだまだ油断はできず、第2波、第3波が懸念されている。

そのため、「新しい生活様式」の実践が求められているわけだが、

その中で、人との距離を取るように勧められているが、

現実として、社会的距離を取り続けるのは無理なススメである。

そもそも、求められるのは社会的距離ではなく、

単純に人との距離をとるということだ。

社会との距離を取り続けることは、

すなわち「孤独」や「孤立」を助長することとなってします。

ひいては孤立死や孤独死が容認される社会になってしまいかねない。

厳格な社会的距離を保つのではなく、

ちょっと離れて通常の生活に戻す必要があるのではないか。

そのための工夫をしてほしい。

またできれば、社会的距離をとるという言葉ではなく、

物理的距離を保つという語句に置き換えるべきではないでしょうか。

ソーシャル ディスタンスからフィジカル ディスタンスへ変えてほしい。

ただの言葉の問題だが、言葉が行為に影響を及ぼしている状況もある。

人との距離を社会からの距離にしてはだめだという意識を今一度持ち直しましょう。

物理的距離を保ちつつ、社会生活を行っていく。

その方法を、この静観期にしっかりと認識し、工夫してほしいですね。