昨日、大阪市再編というか廃止に向けての住民投票の実施が市会で可決された。
いわゆる都構想の是非をかけての住民投票である。
都構想なんて簡便な名前で語られているが、
かつて大阪市民が苦労して手に入れた権利を放棄するかどうかを住民投票で問うわけです。
苦労して手に入れた権利とは、政令指定都市のことです。
昭和31年、国から勝ち取ったといえる地方自治体の権利により運用が始まった。
そして、5大(大阪、神戸、京都、名古屋、横浜)政令都市として、大阪市は発展を続けてきた。
他都市もそれに追随し、今では20都市の政令指定都市がある。
地方分権が進む中、政令市、中核市など、
地方都市の権利をある程度認める改革が今の流れといえる。
その流れに逆行する政令指定都市の放棄を目指す都構想。
最初は正気なのかと思った案であるが、
公務員たたきや二重行政など、花火の如く裏付けのない話で、
また住民投票をすることになった。
なぜ大阪では、世間の流れと違うことをするのだろう。
今のコロナ対策をみてもわかるように、
彼らに都構想を実現する力はない。
見通す目が、適当なのです。
今のコロナ対策の遅れは、その付けがまわってきているのです。
もし、もとの大阪市ならと思わずにいられない状況です。
能力や実行力がない夢物語に付き合うと、
浪速のことも、夢のまた夢
未来の大阪市民となる子どもたちに申し訳ない結果となりそうです。
都構想はなぜダメなのかを、これから頭を整理し、
周りに訴えるために、この場で整理していきたいと思っています。