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負の遺産を作らないためには

昨日は仕事が無かったので、住民投票反対の説明会をのぞいてきた。

ちょうど同日には、大阪市の住民投票説明会が開催されていたようだが、

こちらは事前に申し込みをし、参加できるかは抽選らしい。

市の説明会は全部で4日、都合8回の開催だけ。

果たして説明責任を果たしたといえるのだろうか?

前回5年前には選挙権がなかった18歳も、今回は投票の権利がある。

このあたりどのように投票義務をはたしてもらうのだろう。

実際大阪市という大きな都市の命運を託すには、

このようなやっつけ仕事で廃止かどうかを決めるのは無茶な話といえる。

今のままでは、市民生活が立ち行かない状況がくる予想の元ならわかる。

また、すごいメリットが都構想にあるという予想がたつなら、

賭けてみる価値もでてくるだろう。

しかし、いまのところそういう事実はない。

「市民生活はかわりません」

「ニアイズベター」

「二重行政の打破」

このあたりがメリットらしい。

そもそも、市民生活に変わりがないのなら、

初期投資に何千億もかかる事業に手を出すべきではない。

よりニアイズベターも決して保証されてはいない。

むしろ脆弱なニアイズベターになる可能性も大きい。

特別区の下の自治区がおかれるようだが、政策決定権限はまったくない事務所でしかない。

二重行政もしかりで、二重行政を解消することは市民メリットが下がる効果も否めない。

だったら、なぜ住民投票までして、大阪市を解体するのか。

この答えが全くわからない。

この答えを知りたいので、説明会にも参加してみる。

ますます疑問がわく。

まさか、自分たちのメンツだけで市を解体しようとしているのでないと思いたい。

それとも利権?

 

しかし、その意図はわからないものの、投票は行われる。

だから、大阪市の命運をかける投票するためには、

まずは協定書を読み解くことから始めなければ!

これが厄介で、膨大な量なのです。

しかし市民として、未来の市民に負の遺産を残すわけにはいかない。

しっかり、考えて投票することにしましょう。