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今更中央集権を目指すのは愚策では

秋雨の朝、午後からは回復に向かうらしい。

家の中で過ごすことが多いので、天気はあまり関係ない生活を送っている。

一雨ごとに冬に近づいていくのですね。

夏の暑いときは、冬は寒いといいますが、さて今期の冬はどうなるでしょうね。

 

さて、大阪市廃止特別区設置の住民投票も、

後半戦、あと10日足らずで大阪市の運命が決まってしまう。

こんな大切なことを、住民投票にゆだねるなんて、

土台無法な投票といえるのではないかしらね。

失敗でしたではすまないですからねぇ。

ようするにもともとの大都市法が悪法なのかもしれません。

そもそも、どういう姿をめざすのか?

それさえ理解しがたいのですが、いやでもどちらかに投票せざるをえない。

果たして、賛成に投票する人は、どういう内容か理解できているのだろうか。

このあたりも頭をかしげてしまう。

いくら考えても、有効なメリットが見えてこないし、

私には悪手としか思えない。

賛成に投ずる方たちになぜかを聞いてみたいですね。

 

この都構想なるものは、ようするに大阪府(維新)による

中央集権を目指すという話なのですがねえ。

ニアイズベターを目指すというなら、

今の行政区に権限をできる限り移行する地方分権型の方がベストなのです。

政令市はもとより、市に大方の権限を移行すべきなのですがね。

特別区には権限がほとんどなく、お金に汲々としなくてはならないのです。

サービスしたくってもお金がないでは、

ニアイズベターもままならないのではないでしょうか。

身近な地方政治は決して都構想ではなく、

市区町村の権限拡大です。

市を無くさず、ブロック化はありかもしれませんが、

今回は市は無くす悪手です。

私たちが持っている権限を手放す住民投票、

果たして10日後にはどういう結果が待っているのでしょうね。