昨日はよく雨が降りましたね。
今日は晴れ、今週末までどうやら天気はよさそうです。
桜も開花したし、マンション前の桜も一気に開花が進みそうです。
わざわざ桜スポットにいかず、今年も近所の桜を眺めることにしましょう。
ところで、街路樹の桜や公園の桜はソメイヨシノが多いのですが、
この当たり前の桜は、意外と後発品種で、
江戸時代に固有品種のオオシマザクラとエドヒガンの交配により生まれた桜だそうで、
ソメイヨシノが生まれた染井村（江戸、巣鴨当たりらしい）にちなみ、
ソメイヨシノと名付けられました。
この樹は、種ではなく接ぎ木で育ちます。
だから、日本全国に広がったソメイヨシノはいわゆるクローンなので、
植樹された地の気温など環境に合わせ、一気に咲いて、一気に散るらしい。
その潔さ（？）から、武士道にたとえられたりします。
成長が早いので、街路樹に植えられる場合も多いため、
樹齢は長くても100年以内だそうで、
桜の名所にある樹齢何百年から千年という桜にはならないようです。
また、花の下にてわれ死なんと詠んだ西行や、
吉野や醍醐の桜の秀吉公が眺めた桜は、ソメイヨシノではなく、
ソメイヨシノではなく、別の品種というわけですね。
どちらにしても、桜の満開時は、本当に見事で、
心惹かれ、そしてちょっと悲しくなる光景です。
マナーを守り、心静かに、黙視いたしましょう、今年の桜も！